秋バラ …凛と咲く… [花]
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道路の脇、フェンスの外のほんのわずかなスペースに
町内の人が花を植えてくださっていて、
そこを通るたびに 秋バラを撮りたいな と思っていましたが
神戸のチベット地区は風が強く、なかなかチャンスがありませんでした。
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風の止んだ昨日、100mmマクロレンズだけを着けて行ってきたのですが
時すでに遅し。。。
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11月15日に撮っていた花ですが
このときにお二人の男性に出会い、一緒に写真を撮ることになったのですが
カメラのことや、後で色を修正される話などを聞いていて
無心で花を撮ることが出来なくなってしまったので
上手とか下手とかというより、心のこもらない写真になってしまいました。
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それでもここにアップして日の目を見せてやりたい親心。
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秋バラの良さって 私の場合は自分が齢をとってから気が付きましたね。
初夏のバラは華やか過ぎて気後れするのですが、
秋バラは育ちの良い老婦人が富や権力がうたかたの物と気付いたあとに
おのれ一人 凛として生きている姿を感じます。
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富も権力も育ちの良さにも縁がなく終わりそうな招き猫ですが
一人の花として秋バラに憧れを抱かずにはおられません。
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町内で写真を撮っていると知人に会うことが多く、
大きなカメラバッグを持っていると気恥ずかしいものです。
なので 「今日は秋バラのみを撮る」とマクロレンズだけの軽装で家を出てきたのですが
秋バラは一枚目の写真の花しかなくて
せっかく出てきたのだからと少し歩いてみました。
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うつむいてしまった菊も、
植えっぱなしで先祖がえりしてしまった菊も
最後まで「私は咲く」という自然の意志に逆らわない姿勢に
心を打たれます。
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ノイバラの赤い実。
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ヘクソカズラの茶色い実。
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トベラのはじけそうな実。
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道路の植え込みのアベリアのガク。
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そしてドウダンツツジの最後の炎上。
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被写体を求めて 何も遠くまで行かなくてもいいじゃない。
重いレンズを余分に持ち歩かなくてもいいじゃない。
夫の二日酔いのせいで今年は紅葉狩りにいけなかった
・・・なんてふくれることもなかったじゃない。
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と思えるのはチベットに強い風が吹かなくて
気持ち良く写真が撮れたからだと思うのですが・・・。
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おまけ
帰化植物で 繁殖力がおおせいで
な~んとなくアレルゲンのような気がするから キライ!
という人の多いセイタカアワダチソウ。
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でもね、私はこのキタナイ色の泡ブクブク状綿毛を見ていると
地球の汚染された空気を浄化してくれようとしているような気がするんです。
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