父の田舎 [日々の出来事]
93歳になる伯母を見舞いに津山まで行ってきました。
伯母は私の父の実兄の妻で
家は専業農家ですが
3世代が暮らしていた家も今は伯母とその息子の二人暮らしです。
そうなると 後継者のいない田畑を守る気は失せるようで
久しぶりに訪ねた田舎の田畑は荒れていました。
最期までこの地に戻りたがっていた父がもうこの世の人でなく
この荒れた田畑を見なくて済んだのは
幸いと言えるかもしれません。
物置の屋根裏に保存されていた
牛に引かせていた“鋤”
そんな感傷はさておき、
私たちは前もって連絡せずに突然行ったので
従弟はこれから黒大豆の豆こぎをするといって
人手まで借りてきていたので
私たちはその豆こぎを見せて貰うことにしました。
丹波篠山でよく見るように
畑に束にした大豆を逆さに立てています。
それを脱穀機に入れて行きます。
すると 豆以外の物は飛ばされて
豆だけが袋の中に落ちます。
脱穀機に大豆を入れる人と
そこまで大豆を運ぶ人。
二人で充分の仕事ですが、
何でもやってみたい私は手伝います(^^)/
機械のほうも手伝わせて欲しかったのですが
遊びじゃないので遠慮しました。
私は一度に少ししか運べませんが
従弟は一度にガバッっと運ぶので
本当に私たちはジャマにならないように気をつけます^^;
それでも運ぶ人がいると
その間に 袋に溜まった豆を片付けることが出来ます。
作業は2時間足らずで終わってしまいました(^^)v
フリースを着ていた私は豆がらやらくっつき虫だらけ!!
こちらではなかなか出合えない“オナモミ”も
あちらでは健在でした。
求職難といわれながら 農家には後継者がいない・・・。
田を分けて貰うことができず
生家を追われるように出された次男だった父のことを思うと
私は素直に現在の農業の在り方を考える気にはなりません。
とはいえ、日本の主食のことです…。
農業も機械化が進み、兼業も出来るのですから
「家業」と考えずに 「職業」として考える方が
良いのではないでしょうか。
以上、農業の実情を知らない者の
“たわけ”話でした・・・。
農機具 懐かしく見させていただきました。
妻の実家が農家なので、僕も米を脱穀機でしごきましたよ。
尼寺地区は今でも 農家がありますが、妻の実家は最近
米はやめ、野菜を植えています。
たくさんとれたときは 食べるのが大変。 贅沢やけどね。
昔は牛もいたそうです。 そう、あの機具も・・・。
by ハッセルぶらっと (2010-01-26 22:51)
津山ってこういうことでしたか(^^)
なんだか星がとってもキレイそうな場所ですね~
空が開けている土地にはあこがれます(^^)
最後の写真・・・左手を腰に当てて、誇らしげに笑っている人に見えました(^^)
by アマ (2010-01-26 23:36)
ハッセルぶらっとさん♪
夫の友人が尼寺で家庭菜園をしています。
西宮も畑がまだたくさんありますね。
車窓からは見えないので意外です。
津山の田舎に牛がいたのを憶えています。
その牛小屋だった所に 今はトラクターが入って寝起きしています。
by 招き猫 (2010-01-26 23:47)
アマさん♪
津山は山間の川に沿って拓けた小さな何もない城下町です。
子供の時に泊まったことがありますが
夜は危ないから外に出ないように言われていました。
それが今は道路が良くなって、住宅も増えて・・・。
泥棒までいるそうですよ(゜o゜)
それでも人とのつながりが強く、決まり事も多く、
私のような我儘者は「この地で育たなくて良かった~」と思います。
だから後継者もいないのかも…。
by 招き猫 (2010-01-26 23:59)
いい豆が収穫できましたね^^
こちらは、黒豆はあまり見かけません。
一度黒豆の枝豆で、一杯飲みたいですね^^
by すろっさん (2010-01-27 06:13)
すろっさん♪
2~3年前までは ここの黒豆でも審査に通れば
“丹波の黒豆”として良い値で引き取られていたそうですが
今はダメで“岡山の黒豆”では値が全然違うそうです(-.-)
黒豆の枝豆は大豆より甘みがあるので
ビールにはやっぱり普通の枝豆ですね。
・・・私の好みですけど(^^)v
by 招き猫 (2010-01-27 18:02)