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アマナ (甘菜) [花]

スプリング・エフェメラル(=春の儚いもの)という言葉をご存知でしょうか。

春、まだ背の高い草が伸びる前に 枯れ草の中に花を咲かせ、

花が終わる頃に背を伸ばしてきた他の草の中に埋もれてしまって

まるで 「あれは幻だったのかな」と思わせるような花のことをいいます。

そんな花のひとつにアマナという植物があります。

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上の写真は県内の一級河川の土手です。

この中にアマナが咲いています。

日当たりが良く、湿り気のあるこんな土地を好むのですが

環境の変化で減少しています。

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チューリップの原種のような姿ですが、ユリ科 アマナ属。

日がもっと照ると花が開きます。

花の大きさは1.5cmくらい。

球根が甘く、昔は食用にしたんですって。

たくさん生えていたんですね。

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私は数年前に一度だけ偶然にアマナに会ったことがあります。

だからこの枯れ草の中の花を見つけることができたんです。

目立たない、雑草と呼ばれる花に魅せられて

急な土手を下りたり登ったり、這いつくばって写真を撮ったり・・・。

3月21日もとても楽しかった招き猫です。

同じ河川敷にて

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オオイヌノフグリ

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ガクが反り返っていないので 関西タンポポ

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ヒメオドリコソウ

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ホトケノザ

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茂みの中からはウグイスの声

近くにあった公園にて

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空に溶け込みそうな一重の梅

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艶やかな八重の梅


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美作の野草群生地へ [花]

篠山のセリバオウレンと一華の(イチゲ)仲間の自生地へ行った時

私たちと同年配のご夫婦にお会いしました。

奥様が運転をされて、ご主人が写真を撮って、

あちこちに花を訪ねて行っていらっしゃるそうです。

その奥様がおっしゃるには

「ここの花は小さいね。色も薄いし・・・」

ここか植物園でしか見たことのない私は

「そうなんですか」 と言ったものの、自分ちの庭の花をけなされた感

無きにしも非ず。 (T_T)

それと共に、そんな花を見て見たい気持ちも・・・(゜-゜)

そこで、自生地をネットで探していって参りました。

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久しぶりに中国道を西へ。

岡山県美作市 「河会 山野草群生地」

地域の方が管理されていて、入園料は200円。

ちなみに篠山の自生地には管理人さんがいませんが

協力金を入れる箱があります。

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セツブンソウ (節分草)

広さはさほどでもなく、花も大きいとも濃いとも思えません。

花と出合った時期の問題ではないでしょうか。

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管理人さんが親切で、見ごろの花の場所を教えて下さいました。

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セリバオウレン (芹葉オウレン)

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ユキワリイチゲ (雪割一華) 

山と隣接した他人様のお庭から (管理人さん宅?)

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福寿草

これは自生ではないでしょう^^

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キクザキイチゲ (菊咲き一華) かな?

イチゲたちは日が当たらないと花びらを開かないのに

どうして山陰に自生するのでしょう。

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美作という所は春が遅いようで、梅の花もまだチラホラ。

神戸のチベット地区は5分咲き。

ミツバチのように花を追って北上ドライブも良いかも。

地図で近くに滝を見つけていたので、

場所を教えてもらって行ってきました。

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天石門別(あまのいわわけ)神社のすぐ裏にある“琴弾の滝”

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岡山市を通って瀬戸内海に流れ込む吉井川の支流です。

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夏、緑滴る頃 もう一度ここを訪ねたいです。


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離宮公園の梅 [花]

夫から 「離宮公園の梅を観に行こうか?」と珍しく誘われました。

「今日は黄砂が飛んでくるってニュースで行ってたよ」

「そんなん気にしてたら どこへも行かれへん」

勝手なこと言う人やな、と思いましたが、ここで断わると

次から私が勝手を言えなくなりますので、

3月8日(金)に須磨離宮公園へ行って参りました。

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ほら~、やっぱり撮影日和じゃないぃ。

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途中で買っていったコンビニ弁当。

夫が退職して、二人で出かけ始めた頃は

コンビニのお弁当で済ませるなんて思ったこともありませんでした。

今はすっかり 質より出かける量になっています。

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ジュウガツザクラ (バラ科)

今年は花の色が濃いです。

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アセビの白は今が一番美しいときでしょう。

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ジャングルジムにもたくさんの蕾ちゃん。

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平日なので、園内は高齢者と幼児と母親。

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やっと梅園に着きました。

眼前に須磨の海が広がる※旧武庫離宮の園内はかなりの広さがあり、

北西端の駐車場から南東端の梅園まで

できますれば 馬車をご用意願いたいです。

 ※大正3年完成。 戦災により消失、神戸市に下賜。

   昭和42年 須磨離宮公園完成。

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梅にはそれぞれ名前があるのですが、種類が多すぎるので省略します。

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しだれ梅

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大勢の人がいるというのに、すぐ傍にいたシロハラ。

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  「え、撮ってたの? 言ってくれなきゃ」

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梅の香りなのか、水仙の香りなのか、

花粉症気味の 我が花 には区別できません。

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八重の花が多い中、一重が清々しく感じられました。

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これは艶やか♪

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白い花びらの中心に 後ろのガクが透けています。

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水仙をマクロレンズで撮ります。

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ガクが緑色で名前は“青がく”

日本では青と緑が同意なんです。

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まつげを伏せて、うなじを垂れて、木にもたれている乙女。

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公園を出る間際に出会った梅。

少しの時間の経過で 来た時には目立たなかった梅が

舞台の中央に出てきたかのようです。


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うぐいすの声 (^^ゞ [動物]

皆様のブログにチラホラと梅の花がほころび始めましたが

当地、神戸のチベット地区 及び森林植物園の梅の蕾はまだ固く

2月28日(木)

梅の花を求めて 神戸市街地のすぐ近くにある

烏原貯水池(水源施設として明治38年に完成)へ行ってきました。

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貯水池に向かう道から

先に申し上げておきましょう。

ここには梅ノ木がありませんでした。 (;∇;)

一昨年の冬に訪れた時には たくさんのオシドリがいましたが

それももう帰ってしまったあと。。。

何を撮るべい (゜.゜) と困っていると、

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ねこちゃん

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頭上に二羽のエナガ

巣材にする羽らしき物を咥えているのかな。

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茂みの中にはジョウビタキ、シロハラがいます。

水の上にはカワウ、マガモ。コガモ。

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こんなにたくさんの実を付けたアオキ。

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ここへ来てからずっと聞こえていた声の主が姿を見せてくれました。

ウグイスです。

私はちゃんと見ました。

ちゃんと撮れなかっただけです。 (ー’`ー;)

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シジュウガラ

ウグイスより ちょっとましに撮れたシジュウガラ。

まことにもって写真の収穫の少ない日でしたが、

池を巡る遊歩道は この貯水池が出来た明治38年から

ほとんど変わっていないのか

すぐ近くに市街地があるとは思えない静けさで

鳥の声やシロハラが落ち葉の下を探っている音が良く聞き分けられました。

この日はカメラを持たずに行ったほうが良かったかも知れません。

   おまけ写真

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有刺鉄線 + ヘクソカズラの実 で 鉄壁のフェンス。

水源なので、入ってはいけない所があるのです。

しかし、ヘクソカズラとは考えたな( ̄▽ ̄=)


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